Freescoをノートマシンにインストールする
(Windowsとのデュアルブート)


目次

  1. はじめに
  2. Windowsの入ったノートにFreescoをインストールする
  3. Windows起動地にOSを選択できるようにする
  4. PCMCIAドライバのコピー
  5. PCMCIAドライバのインストール
  6. コマンド
  7. 最後に
  8. おまけ

  1. はじめに
  2. 仕事柄(?)どうしても客先でネットワークの調子を見る事が多々あり、それならばと、いつも持ち歩いているノートマシン(DynaBook GT-R575)にLinux(Freesco)を入れることにしました。
    しかしWindows環境が必要な場合もあるので、FreescoとWindws.98とのデュアルブートにすることにしました。

  3. Windowsの入ったノートにFreescoをインストールする
  4. FrreescoのブートFDからノートを起動します。
    起動後"move2hdd"コマンドでHDDにFreescoをインストールします。
    HDDへのインストールの詳細はこちらを御参照ください。

  5. Windows起動地にOSを選択できるようにする
  6. Windows.98の"config.sys"と"autoexec.bat"に下記の行を書き加えます。

    c:\config.sys
    menuitem=Windows
    menuitem=Freesco
    menuitem=FreescoSetup
    menudefault Windows,10
    [Windows]
    
    元からあった内容
    [Freesco] [FreescoSetup]
    c:\autoexec.bat
    goto %config%
    
    :Freesco
    c:\router.bat
    
    :FreescoSetup
    c:\router.bat setup
    
    :Windows
    
    元からあった内容

    これで起動地にどちらのOSを起動するか選択できるようになりました。

  7. PCMCIAドライバのコピー
  8. FreescoのPCMCIAドライバはFromScratchのページにあります。
    PCMCIA Binaries
    この圧縮されたドライバをFreescoを使ってD/Lしたなど、すぐにFreescoで展開できる状態にある場合は、以下は飛ばしてPCMCIAドライバのコピーに進んでください。
    ドライバをFDに保存した場合は、FrreescoでCATVのインターネット接続ルータを作るを参考にvfatからumsdosへコピーし直してください。
    以下はWindowsで当該ファイルをD/Lした場合に、それをFreesco上にコピーし直す手順です。

    まずWindowsで上記のPCMCIAドライバをD/Lし、仮に「c:\freesco\」ディレクトリに保存したとします。
    次にWindowsを終了し、Freescoを起動します。

    umount /mnt
    mount -t vfat /dev/hda1 /hd
    cp /hd/freesco/pcmcia_compiled.tgz /tmp
    umount /hd
    mount -t umsdos /dev/hda1 /mnt
    	

    これでFreescoでドライバを展開できる状態になりました。

  9. PCMCIAドライバのインストール
  10. PCMCIAドライバを展開し、起動時に読みこまれるようにします。

    mkdir /rc/pcmcia
    cd /rc/pcmcia
    cp /tmp/pcmcia_compiled.tgz ./
    zcat <pcmcia_compiled.tgz | star
    	

    以上で展開は終了です。
    次に、"rc_init"から"rc_pcmcia"を実行するよう書き加えます。

    "rc_init"の中程(74〜75行目あたり)に"rm /bin/insmod"と書かれた行があるので、その上に"/rc/pcmcia/rc_pcmcia start"と書き加えます。

    /rc/rc_init
    :
    :
    /rc/pcmcia/rc_pcmcia start ←この行を書き加える
    # rm /bin/insmod ←この行をコメントアウトする
    rm -rf /tmp/*
    $DONE
    :
    :

    筆者注:
    PCMCIA HowToには上記のように書いてありますが、この変更では起動時にエラーが出て気になるので、私は"rm /bin/insmod"をコメントアウトせず、その次の行に"/rc/pcmcia/rc_pcmcia start"と記述しています。

  11. コマンド
  12. PCMCIAカードのコントロールコマンドの一部です。

    コマンド機能
    cardctl status現在のソケット状態フラグを表示する
    cardctl configソケットの状態を表示する
    cardctl identカードの認識情報を表示する

    詳しくはJMJF等を御参照下さい。

  13. 最後に
  14. 私が使用したカードは"MACNICA ME-1"という非常に古い(笑)ネットワークカードです。
    Windowsで使おうと思ってジャンク屋で買ってきたのですが、ドライバがあまり良くないらしく負荷がかかると(大きなファイルのコピーなど)停止してしまうので、使わずにしまっておいたものです。
    ドライバはNE2000のが使用されています。

  15. おまけ
  16. 折角ネットワークに繋がったので、nmap をインストールしておきます。

    installpkg http://www.freescosoft.com/home/0.2.7/nmap
    	

    以上です。

御意見御感想等ありましたらtoshi's BBSまたは、toshiまでどうぞ。

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最終更新日: Feb 10 22:35