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DeskProtoのウイザード機能を使って両面切削をします。 1.まずDeskProtoを開きウイザードを実行します。 ウイザードのウインドウが開きますので、そこで加工の方法を選びます。 ここでは「Two Sided milling(両面切削)」を選びます。 以下、便宜上、最初に切削する面を「表面」、裏返して切削する面を「裏面」と呼びます。 2.次に図形を読み込みます。 サンプル図形としてMODELAについてきた"Banana"を読み込み、切削してみます。 (実際には"3D Design"のファイル(.TBO)なので、DXFで保存し直しておきます) 3.今回は読み込んだ図形は、そのままの「向き」で加工できるので、特に何も変更せず次に進みます。 4.縮尺も変更しないのでこのまま次に進みます。 5.ツール及び切削精度を選びます。 今回はストレートエンドミルφ3x刃長15xシャンク6mmを使い、0.6mmピッチで切削することにしました。 6.両面切削用にサポート(保持ブロック)を使用するかどうかの設定です。 今回はサポートを使用して切削します。 7.加工する材料の厚みを入力します。 今回は、仕上がり寸法と同じ13.43mmの材料を用意してあるものとして、材料の厚みを入力します。 8.「Calculate ToolPaths」で表面のツールパスの計算をします。 9.出来上がったツールパスをNCコードにして保存します。 10.以上で表面の設定が終了しましたので、同じ設定を「Copy Part」で裏面にも適用します。 11.裏面のツールパスを計算します。 12.裏面のツールパスをNCコードにして保存します。 表面のNCコードに上書きせず、名称を変えて保存してください。 13.両面切削のレポートが作成され、テキストエディタによってそのレポートが表示されます。 ここには必要な材料のサイズや両面切削の方法について書かれています。(英語) 14.これでウイザードによる両面切削の設定が終了しました。 あとは「Create − Send NC-program To Machine」メニューより、NCコードを送れば加工が開始されます。 注:上記の設定では、粗取り工程を作っていませんので、いきなり仕上げ加工になってしまいます。このままのNCコードで切削する場合、軟らかい材料をお使いください。 |
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