DeskProto Tutorial
DeskProtoのウィザードを使用せず、詳細に設定する方法です。
(各項目の1行目が実行するメニューまたはウインドウ内のタブ項目です。)

1.[Menu - Lad Geometry]
図形を読みこみます。今回はDeskProtoに付いてきたサンプル"Bottle.stl"を使用します。


2.[View - Geometry Infomation]
これから行う加工範囲などの設定に必要なので、図形のインフォメーションウインドウを開いておきます。


3.[Parameters - Edit Prt Parameters - General]
図形の加工範囲の設定をします。
今回は「粗取り」と「仕上げ」の2工程を施しますので「Add」ボタンにて工程を追加しておきます。


4.[Transform]
この「向き」では加工できないので、図形をX軸を回転軸に90度回転します。
(Applyボタンで設定内容が随時確認できます)


5.[Suppot]
サポートを自動的に付けます。


6.[Segment]
両面加工をするので、加工範囲についてはモデルより少し大きなサイズ(≒材料の大きさ)を設定します。(モデルよりも厚い材料を使用することに注意)
今回は[Ambient][Transrate]の設定については不要なので「OK」ボタンを押します。


7.[Parameters - Edit Operation Parameters]
まず粗取り工程の設定をしますので、「operation」を選択し「OK」ボタンを押します。


8.[Genneral]
まず名前を分かりやすく「粗取り」に変更。
今回はモデリングワックスを切削するので、カッターは「ハイススクエアφ6x15lx6d」、パス間隔は「2 (d/3)」、送り速度(ツール移動速度)は「15」、スピンドルスピード「6500」としました。
ちなみに、ここで使用したカッター(エンドミル)は、既に自分で追加済みのものです。


9.[Strategy]
今回はパス方向を外周から内周に向けての渦巻きとしました。


10.[Roughing]
粗取り設定は、仕上げ代を0.2mm、Z切り込み量を2mmとしました。


11.[Segment]
切削する範囲はサポートまでなので、インフォメーションウインドウの「Transformed」にある数値を記入します。
Z軸についてはモデルの仕上がりより厚い材料を使用するので、材料の厚みを記入します。


12.[Borders]
モデル外周についての設定ですが、サポートを使用するので材料からサポートを切り離さないように「Cutter stays within segment」を選択します。
(「Extra for cutter」を選択すると材料(枠)からサポートを切り離してしまいます)
その他の設定は今回は使用しないので「OK」ボタンにて粗取りの設定を終了します。


13.[Parameters - Edit Operation Parameters]
次に仕上げ工程の設定をしますので、「operation [#2]」を選択し「OK」ボタンを押します。


14.[Genneral]
名前を「仕上げ」に変更。
今回はモデリングワックスを切削するので、カッターは「ハイスボールR1x2.5lx6d」、パス間隔は「0.06 (d/17)」、送り速度(ツール移動速度)は「15」、スピンドルスピード「6500」としました。
ここで使用したカッター(エンドミル)も、既に自分で追加済みのものです。


15.[Strategy]
仕上げのパス方向はX軸方向としました。


16.[Roughing]
既に荒削りは終わっているので、この設定は不要です。


17.[Segment]
こちらも粗取りと同様にサポートを含めたモデル全体の大きさおよび、材料の厚みを入力します。


18.[Borders]
モデル外周も粗取りと同じです。
その他の設定は今回は使用しないので「OK」ボタンにて仕上げの設定を終了します。


19.[Create - Write NC Program]
以上の工程のNCコードを保存します。
「Do you only want to use the selected operation?」と聞かれますが、粗取り、仕上げの両工程のNCコードを作成するので「No」を押します。


20.[Parameters - Edit Project Parameters]
裏面の加工の設定をします。
新たに加工範囲を設定しますが、表面の工程の設定とほとんど同じなので「Copy」ボタンを押します。


21.[Parameters - Edit Prt Parameters]
裏面の設定をするので「part #2」を選びます。


22.[Transform]
裏面の加工なので、(4)で回転した図形をY軸を回転軸に180度回転します。
その他の設定については表面の時と同じなので「OK」ボタンを押して決定します。


23.[Parameters - Edit Operation Parameters]
まず粗取り工程の設定をしますので、「粗取り」を選択し「OK」ボタンを押します。


24.[Segment]
現在は表面が粗取り工程の範囲となっていますので、Z軸について変更します。
その他の設定は表面の時と同じなので「OK」ボタンを押して決定します。


25.[Parameters - Edit Operation Parameters]
次に仕上げ工程の設定をしますので「仕上げ」を選択し「OK」ボタンを押します。


26.[Segment]
こちらも裏面の粗取りと同様にZ軸のみ変更し、「OK」ボタンを押します。


27.[Create - Write NC Program]
裏面の工程のNCコードを保存します。
表面同様、「Do you only want to use the selected operation?」と聞かれますが、粗取り、仕上げの両工程のNCコードを作成するので「No」を押します。



以上で設定が終了しました。

今回の設定では粗取りと仕上げのツールが違いますので(かつATC無し)、各ツールにつき1つのNCコードファイルが作成されます。
例では「ボトル表」が表面の粗取り、「ボトル表#2」が表面の仕上げ、「ボトル裏」が裏面の粗取り、「ボトル裏#2」が裏面の仕上げとなります。

 
 
CONTENTS
> トップページ
> 目次
> 更新状況
> 掲示板
取扱商品
(加工材料)
> 特注カット見積り
> カット済み商品
> 限定品情報
取扱商品
(エンドミル)
> エンドミル規格表
取扱商品
(3D-CAM)
> DeskProto
取扱商品
(加工代行)
> 加工代行
御注文
> 注文フォーム
> 送料について
各種資料
> 切削材料物性表
> エンドミルQ&A
MODELA情報
> MODELAコード表
> MODELA for Mac
> MODELA対応ソフト
> データライブラリ
LINK
> LINK
> 会社概要
> e-mail
> 田木屋商店
 不動産部
最終更新日:
May 14 15:49