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MODELAユーザ向けに"MODELA Player3"と比較しながら加工工程の作り方を説明します。 (以下、便宜上、"MODELA Player3"を"MP3"、"DeskProto v4.0"を"DP4"と表記します)
MP3では図形の読み込み後、象のアイコンをクリックして切削面を決めます。 DP4では図形の読み込み後、[Parameress]-[Edit Part Parameters]メニューより、partパラメータの設定ウインドウを開きます。 ([パラメータ]-[加工範囲パラメータの編集]) まず切削面を角度入力し、次に図形の大きさを同じウインドウにて倍率を入力して設定します。 MP3の倍率設定画面。 MP3では、切削深さのみの設定が可能です。 DP4は、縦横および切削深さを任意に設定する事ができます(Customボタン)。 ここではMP3に合わせて深さの半分までを加工します。 MP3はメニューの[オプション]−[マージン切削]より、「標準」「広い」「しない」を選択します。 (上図はマージン切削を「広い」にしています) レイアウト項目より加工原点を設定します。 DP4の場合、ここでは余白部分の切削深さを設定します。 (余白部分の広さは加工工程ごとの設定なので後で設定します) 次に加工XY原点および、Z原点を設定します。 MDX-15では動作エリアが常に第1象限で、かつポストが絶対座標出力なので、一番上の項目をチェックします。 ワークの下面を加工原点とすることも可能です。 ここでは、ツール径R0.5mmのボールエンドミルを使い、モデリングワックス用の荒削り工程を作成します。 DP4では、[Parameress]-[Edit Operation Parameters]メニューより、operationパラメータの設定ウインドウを開きます。 ([パラメータ]-[加工工程パラメータの編集]) まず"Cutter"項目で目的の刃物を選びます。 次に"Distance between toolpath"、"Stepsize along toolpath"および"Feedrate"を入力します。 ここではMP3の設定値を参考に近似値を入力します。 ("Distance between toolpath","Stepsize along toolpath"="パス間隔","Feedrate"="XY速度") 等高線切削を選択します。 DP4では"Waterline"、"To to bottom"、"Fill horizonal planes"を選びます。 "Waterline distanse"には(4)項目のMP3の"Z切込み量"設定を参考に0.5を入力します。 荒削り工程なので、"Roughing - Use"をチェックし、MP3の設定を参考に、"Skin thickness"="仕上代"=0.1mm、"Layer height"="Z切込み量"=0.5mmにします。 "Protect vertical surfaces"のチェックもしておく事をお勧めします。 "Extra for cutter"は、エンドミル径と同じ余白広さになります。 それ以外の広さにしたい場合は他の項目を選んでください。 注:ボールエンドミルが余白エリアを切削する場合、Z加工高さはボール半径ぶん低くなる事に注意してください。(図を参照してください) 等高線加工の場合、"Conventional"="Up Cut"あるいは"Climb"="Down Cut"のどちらかになります。 "Free movement height"は、モデルをまたいでカッターが移動する場合にモデルの上空何mmの高さを移動するかの設定です。 ここでは5mmとしておきます。 また、"Feedrate for plunge movement"="Z速度"を設定しますが、この場合XY速度に対するパーセントになりますので、MP3を参考に10%とします。 余白部分は省略せずに切削します。 [表示]-[ツールパス]メニューあるいは「ツールパス」ボタンでツールパスを生成、表示します。 [Create]-[Calculate Toolpaths]メニューあるいは[Calculate Toolpaths]ボタンでツールパスを生成、表示します。 MP3では、仕上げ方法のボタンを押して「仕上げ」にします。 DP4では図形の読み込み後、[Parameress]-[Edit Part Parameters]メニューより、partパラメータの設定ウインドウを開き、「3D ADD」ボタンで加工工程を追加します。 [Parameress]-[Edit Operation Parameters]メニューより、新しく追加したoperationパラメータの設定ウインドウを開きます。 仕上げ用エンドミルの選択、パス間隔、切削速度をMP3の設定値を参考に設定します。 ここでは"Parallel(走査線)"パスで、X軸に平行とします。 「Roughing」のチェックを外すことにより、残し代が0mmになります。 切削方向は往復とし、Z速度をMP3を参考に設定します。 [表示]-[ツールパス]メニューあるいは「ツールパス」ボタンでツールパスを生成、表示します。 [Create]-[Calculate Toolpaths]メニューあるいは[Calculate Toolpaths]ボタンでツールパスを生成、表示します。 (図は荒削り工程を非表示にしてあります) |
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